接続オプション

付録の概要

各 OS から Amazon EC2 インスタンスへ接続する方法を説明します。
環境に合わせていずれか 1 つの方法を使用して下さい。



A: Session Managerで接続

Task1. IAM ロールの適用を確認する

この Task では、IAM Role “WP-Role” が対象の EC2 インスタンスにアタッチされている事を確認します。

  1. AWS マネジメントコンソールで[サービス] から[EC2] をクリックします。 ​

  2. ナビゲーションペインで[インスタンス] をクリックします

  3. OS ログインを行いたい EC2 インスタンス(Web Server01 等)のチェックボックスにチェックします ​

  4. 画面下部の 詳細 タブを参照し、IAM ロールWP-Role が設定されていることを確認します。 WP-Roleが割り当てられていない場合は、下記操作を行います。

    • [アクション] から [セキュリティ] を選び、 [IAM を変更] クリックします
    • [IAM ロール] から [WP-Role] を選び、 [保存] クリックします。 ​

Task2. Session Manager 経由でメンテナンスアクセスを行う

​ この Task では AWS System Manager の Session Manager を利用して、マネジメントコンソール経由でサーバへアクセスします。 適切な IAM Policy を利用するだけで、SSH 等を使わずにサーバへのメンテナンスアクセスが可能になります。

  1. AWS マネジメントコンソールで [サービス] から [EC2] をクリックします。 ​

  2. ナビゲーションペインで[インスタンス] をクリックします

  3. OS ログインを行いたい EC2 インスタンス(Web Server01 等)の左のチェックボックスをクリックします。 ​

  4. 画面上部の [接続] をクリックします。 ​

  5. 接続方法 [セッションマネージャー] を選択します。 ​

  6. [接続] をクリックします。

新しいブラウザのタブで、コマンドプロンプトが表示されます

  • セッションが確立されない場合は 1 分ほど待ってから、再度接続を実施してください。
  • 1 分待って再度接続してもセッションが確立されない場合は、EC2 インスタンスを再起動してください。
  • Session Manager 上でショートカットキーによるペーストを行う場合は、 Shit + Ctrl + v で実行可能です。
  1. 以下のコマンドを実行して、OS ユーザ “ec2-user” として操作できるようにします。

Session Manager で接続する度に、必ず"ec2-user" に遷移してください。

sudo su ec2-user
cd
pwd

以下は、コマンド実行結果の例です

sh-4.2$ sudo su ec2-user
[ec2-user@ip-10-0-1-111 bin]$ cd
[ec2-user@ip-10-0-1-111 ~]$ pwd
/home/ec2-user

<以上でSession Managerを使用した接続手順は終了です。元の手順に戻ってください>


B: Windows 端末から接続 (Tera Term)

Windows 端末から Tera Term を使用して SSH ログインする方法を記述しています。

注意 : この接続方法を利用する場合は、EC2 インスタンス作成時にキーペアを指定する必要があります。標準的なラボ手順では、EC2 インスタンス作成時にキーペアを指定しません。

  1. Tera Term を起動し、接続画面でホスト名として、接続先の EC2 インスタンスのパブリック IP アドレスもしくは、DNS 名を入力します。さらに、SSH のバージョンが SSH2になっていることを確認し [OK] をクリックします。

  1. セキュリティの警告が表示されたら、[続行] をクリックします。

  2. 認証情報として以下のように指定し、[OK] をクリックします。

    1. ユーザー名: ec2-user

    2. RSA/DSA/ECDSA/ED25519 鍵を使う: 選択

    3. [秘密鍵] をクリックし[秘密鍵ファイルの選択]画面を開きます

    4. EC2 インスタンス作成の際に指定したキーを選択します
      ※ キーが表示されていない場合は、表示する拡張子を 秘密鍵ファイル から すべてのファイル へ切り替えてください

  3. 「OK」をクリックすると、ターミナル画面が表示されます。

<以上で TeraTerm を使用した接続手順は終了です。元の手順に戻ってください>

C: Windows 端末から接続 (PuTTY)

Windows 端末から PuTTY を使用して SSH ログインする方法を記述しています。

注意 : この接続方法を利用する場合は、EC2 インスタンス作成時にキーペアを指定する必要があります。標準的なラボ手順では、EC2 インスタンス作成時にキーペアを指定しません。

  1. ダウンロードした秘密鍵は PEM 形式 (mykey.pem) だった場合、PuTTYgen を使用して PPK 形式(.ppk) へ変換します。

  2. PPK 形式で秘密鍵をダウンロードしている場合は このリンクをクリックして Putty の起動から行ってください

  • PuTTYgen を起動します。

  • 起動済みの場合は、タスクトレイに常駐しています。このような アイコンを見つけます

  • Load をクリックします

  • キーを保存したフォルダを開き、表示するファイル拡張子を All Files(すべてのファイル) とします。

  • ダウンロードした.pem形式のファイルを選択します

  • Save private key を選択します。パスフレーズなしでキーを保存するか警告が出る場合は はい を選択します

  • 任意のファイル名で .ppk のファイル形式でキーを保存します

  1. PuTTY を起動します。

  2. [Host Name (or IP address)] に、接続先の EC2 インスタンスのパブリック IP アドレスもしくは、DNS 名を入力します。

  3. [Category] で [Connection type] の [SSH] を展開します。

  4. [Auth] をクリックします。

  5. [Private key file for authentication] へ EC2 インスタンス作成時に指定したキー(.ppk) ファイルを参照して、[Open] をクリックします。

  6. [PuTTY Security Alert] ダイアログボックスが開くので [Yes] をクリックしてキーを PuTTY のキャッシュに追加します。

  7. [login as:] に「ec2-user」と入力して、Enter キーを押します。

  8. ターミナル画面が表示されます。

<以上で PuTTY を使用した接続手順は終了です。元の手順に戻ってください>


D: Mac 端末から接続

Mac 端末から SSH ログインする方法を記述しています。

注意 : この接続方法を利用する場合は、EC2 インスタンス作成時にキーペアを指定する必要があります。標準的なラボ手順では、EC2 インスタンス作成時にキーペアを指定しません。

  1. ターミナルアプリケーションを開きます。

  2. chmod コマンドで PEM ファイルのパーミッションをオーナーのみ読み込み専用に変更します。

以下のコマンドでは ~/Downloads/mykey.pem をダウンロードした PEM ファイルのパスに置き換えて実行してください。

chmod 400 ~/Downloads/mykey.pem
  1. ssh コマンドでインスタンスにログインします。

「パブリック IP アドレス」をインスタンスのパブリック IP アドレスに置き換えて実行してください。

ssh -i ~/Downloads/mykey.pem ec2-user@パブリックIPアドレス

<以上で Mac を使用した接続手順は終了です。元の手順に戻ってください>